貢ぎ要員。

僕はキャバクラに通う男の心理を痛感した。


僕は現在、片想いをしている。その女性とは、バイトが僕と同じである。しかし、シフトは基本的に被らない。学校も違う。ラインも基本的に既読無視をされる。どうにかして顔を見たい。その思いが見るはずもないDVDを借りに、僕はバイト先へと誘う。

もう何本無駄にDVDを借りただろう。そもそもDVD見るの好きじゃないんだよね~。途中でタバコ吸いたくなったり、スマホでいやらしい動画見たくなるし。しかし、あの子の顔を見れるなら構わない。

いったいいくらバイト先に貢献しただろう。風俗に一回ぐらい通えるんじゃない?ってぐらい貢献した。あの子の顔を見るために。あの子は笑顔でまたね~って言ってくれる。よし、また借りにこよう。
たまに、飲みに行くときもあるしね。そのときがほんとに楽しいんだ。

もう、気付いているかも知れないけど、僕は立派な貢ぎ要員。そう、これこそが男がキャバクラに通う心理ではないだろうか。キャバクラに行ったことはないが大体わかる。実に悲しいことだ。

しかし、僕はあの子に会いに行く。103円を持って。